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Windows インストーラ講座 − インストール完了後にプログラムを実行する方法
インストール完了後に、インストールされたプログラムを実行するには、Orca を用いて、以下のように設定します。

1. テーブル「CustomAction」を開き、コマンド「ADD ROW」で、下記のレコードを追加します。
ActionTypeSourceTarget
CA_XXX226TARGETDIRxxx.exe
ここでは、任意のプログラムを起動する「動作」を追加します。
"Action=CA_XXX"は重複しない適当な名前で、"TYPE=226"は"Source"で指定されるフォルダを作業フォルダにして、"Target"で指定されるファイルを実行することを表す定数(=34)と、非同期実行およびエラーが発生してもそれを無視してインストールを継続することを表す定数(=192)の合計値です。
※この定数に、カスタムアクションを管理者権限で実行するための定数(=2048)を加えても構いませんが、コントロールパネルからアンインストールした際、このアクションを実行しようとすると、実行時エラー1721が発生するようです。

2. テーブル「ControlEvent」を開き、コマンド「ADD ROW」で、下記のレコードを追加します。
DialodControlEventArgumentConditionOrder
FinishedFormCloseDoActionCA_XXXREMOVE="" AND REINSTALL=""2
テーブル「ControlEvent」には、すでに"Dialod=FinishedForm"および"Control=Close"となっているレコードが複数あると思います。
"Order"は、ボタン「Close」を押した時に実行する順番となりますので、既存のものと重複しない番号として下さい。
また、ここでは、"Condition"として、アンインストール時および修復時には実行しないようにしました。
"FinishedForm"およ"びClose"は、インストールダイアログおよびダイアログ上に配置されるコントロールの名称です。パッケージファイルを作成したツールによって、この名称が異なるかもしれませんので、適宜変更して下さい。



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