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Windows インストーラ講座 − 任意のファイルの修復を禁止する方法
Windowsインストーラでインストールされたソフトウェアは、アドバタイズ ショートカットからの起動によって、必要ファイルが存在しているかどうか確認され、必要に応じて修復インストールが起動します。
ここで、特定のファイルの修復を禁止したい場合は、VSIにてセットアップ プロジェクト内のファイルを選択し、Condition プロパティ※1を NOT REINSTALL に変更します。
これによって修復のためにファイルが再インストールされなくなります。

さらにその Transitive プロパティ※2を TRUE に変更し、条件が再評価されるようにします。
こうすると、ファイルの削除後、最初はインストーラが画面に一瞬表示されますが、インストーラはファイルを再インストールすべきでないことを確認するので、その後インストーラが表示されることはありません。

なお、この場合 Vital プロパティ※3を FALSE に変更しておく必要がある事は、いうまでもありません。

※1 Condition プロパティ そのファイルを含むコンポーネントがインストールされるべきかどうかを制御するオプショナル条件式です。 
※2 Transitive プロパティ 以前のインストール時に偽の場合でも、インストール時にファイルの条件を再評価するかどうか。
※3 Vital プロパティ ファイルが製品のインストールに不可欠かどうか。

参考URL
Windows インストーラ配置のトラブルシューティング



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